まずは、昨日冷蔵庫から取り出しておいたターキーを袋から出して見ることに。外側はいい感じに解凍されております。お水も袋の中にたくさんたまっていて、氷が解けた感じ。しかし!足の間からおなかの中を見てみると、大きな氷の塊ががっちりと入っているではありませんか!一晩まるまる外に出してあったのにまだ凍っているなんて!よくよく袋に書いてある説明を読んでみると、冷蔵庫で3~4日解凍してから、室温にしてからローストすると書いてあるではありませんか。解凍にそんなに時間がかかるなんて知りませんでした。いままで買ったことのあるターキーはいつも解凍済みのものだったから・・・。しかも、考えてみたら、一人でターキーを焼くの初めてだった!チキンとダックは焼いたことあったけど。いつもは、イギリスマンのお父さんお母さんと一緒だったんだった・・・。急に心細くなる。大丈夫かなぁ・・・。
とにかく、解凍するために電子レンジを活用することに。20分くらいすると、ようやく内側の氷が解けてくれました。しかも氷の塊だと思っていたものは、なんとターキーさんの首でした。

ターキーをきれいに洗って、キッチンペーパーで、水を拭き取ったあと足をきつく縛って形を整え、全体にオリーブオイルをまぶします。(いろいろインターネットで調べるとバターを3時間前に塗っておくなどということも書いてありましたが、うちはイギリスマンのお父さん直伝の方法で)その上に塩コショウを降り掛け、表面にベーコンを貼り付けていきます。(ターキーの皮が乾燥しないように)本来だったらイギリスで売っている未加熱の生ベーコンを使うのですが、日本では気軽に手に入らないので、普通のベーコンで代用。うまくいくのかなぁ・・・。
ちなみに赤いポッチは、簡易温度計らしいです。焼きあがると出てくるらしい。
あと、おなかの中に袋に入って入れてあった、可食内臓と首も一緒にベーキングトレーの中にいれてみました。
ベーコンは、後で剥がして焼き色をつけていきます。180度に熱したオーブンに、ターキーを入れます。焼き上がりまで2時間半くらいかかり、たっぷり時間があるので、その間に付け合せなどの準備をのんびりしていきます。

【本日の付け合せ】
ローストポテト
ローストパースニップ
セロリとベーコンのコンソメ煮
人参、インゲン・ブロッコリーの茹で野菜
←これが、パースニップ。見た目は白い人参のようです。
味は、さつまいもとにんじんをあわせたような、独特な香りのあるお野菜で、私は結構好き。縦3等分くらいの長さに切って、野菜スティックのような形にして、そのまま油を塗ったベーキングトレーでローストします。
セロリは3cmの長さにそろえて切って、炒めたベーコンと一緒にコンソメキューブ1個を入れて煮ます。
ほかの野菜は、食べる直前に、茹で上げ温かい状態で食卓へ。
ローストポテトは、(メークイーン使用)6等分くらいに切って少し硬さが残るくらいのところまで茹でます。茹で上がったら、湯切りしてそのまま鍋を中火にかけ水分を完全に蒸発させておきます。後は、ベーキングトレーに油を5mmくらいひいて、ポテト全体に油を絡めてから、200度くらいのオーブンで焼き色がつくまでローストします。(20分おきくらいにひっくり返して全体にきつね色になったら出来上がり)


←スタッフィングはこんな感じのものです。
お湯とバターを少々入れてふやかしてから、丸めます。後は、ポテトなどと一緒にオーブンで焼きます。
そろそろ、ディナーが出来上がるよ~と言うときに、郵便やさんが。届いたのは、イギリスのお父さんお母さんが送ってくれた小包。中には、クリスマスプディング、小さなかわいいツリー、ミニクリームエッグ、チョコレートバー、などなど楽しくなるクリスマスグッズがいっぱいに詰まっていました! 絶妙なタイミングで届いたプレゼントに、イギリスマンは、大喜び。みんな、なんだかhappyになりました。

さて、約半日かけて準備したローストもすっかりいい色に焼きあがりました。


【メニュー】
ローストターキー
ローストポテト
ローストパースニップ
セロリとベーコンのコンソメ煮
人参、インゲン・ブロッコリーの茹で野菜
フルーツサラダ
クリスマスプディング
ミンスパイ
出だしは、少し心配でしたが、我が家のクリスマスパーティも無事に終わりました。普段は、卵かけご飯なんか喜んで食べてますが、やっぱりイギリス人のイギリスマン。懐かしいローストを食べて大喜びでなんだか、お礼をたくさん言われてしまいました。実家から来てくれた母も楽しんでくれたようで、がんばって準備した甲斐がありました。今年ももうあと1週間と少し。一年の最後に楽しい思い出が出来てとてもうれしかったです。